「在学中に本を100冊以上読もう!」を合言葉に、大学生協では読書マラソンを進めています。

新着レポート 最新レポートから4件を表示

人文・社会系

・独裁者の教養
・安田峰俊
・星海社
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スターリンやヒトラー、ゴ・ディン・ジエム、ポルポト、フセインなどの独裁者として有名な人物の紹介をして独裁者がいかに生まれるかを示した一冊。 最後の日本人にある空気を読む風潮についての著者の意見は非常に興味深い。

  • ★★★★
  • donkey
  • [3041|立:衣笠]

人文・社会系

・不思議な少年
・マーク・トウェイン
・岩波文庫
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 舞台は16世紀のオーストリアの小村。「サタン」と名乗る美少年がある日忽然と姿を現したことで、語り手・テオドールの価値観は大きくゆさぶられるようになっていく…。『トム・ソーヤの冒険』などの明るい物語を構築した作者の作品とは思えぬほど、教会と人間存在に対する不信・批判が爆発した一冊。単純に美少年・サタンの妖しげな魅力に酔うも良し、人のもつ「良心」や感性について思いめぐらすも良し、愚かな人間の姿を笑うも良し。ラストは哲学的ですらある。

  • 猫鍋
  • [3040|立:衣笠]

人文・社会系

・三人の乙女たち
・フランシス・ジャム
・岩波文庫
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 三者三様の乙女たちの姿を詩的な言葉で描いた、「芸術品」とでも云うべき作品。草花に関する文章表現は圧巻で、できれば手元に植物図鑑を用意したいところ。「美しい」のは確かだが、それが物語的な幸福につながっているわけではないので、タイトルや表紙で「かわいいお話かな?」と思うと若干傷つくことを覚悟しよう。好きな人にはたまらないであろう一冊。

  • 猫鍋
  • [3039|立:衣笠]

人文・社会系

・王書 古代ペルシャの神話・伝説
・フィルダウスィー
・岩波文庫
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 イラン人の愛するペルシャ建国の物語『王書』。本書はその抄訳であり、ところどころ「何故そこを削った?」とか「ここは必要ないだろう」という感想は抱くものの、あらすじできちんと補完されているので問題はない。『王書』に興味のある人はまず本書を手にとるのが良いだろう。巻末に簡単な地図がついており、物語中で語られる地名が確認できるのも大きなポイント。

  • 猫鍋
  • [3038|立:衣笠]